せたログ

主に自転車の旅について,不定期投稿します

厳冬期北海道一人旅part6

過酷な旅の末,彼は雪原に行き倒れてしまった.

誰にも看取られることなく静かに消えゆくひとつの命.

しかしその顔には満足そうな微笑みが浮かんでいた.

彼が最期に見た景色とは...

f:id:seita_rid:20180618215634j:plain

尾岱沼の朝

午前4時,道の駅尾岱沼のトイレ館にて目覚め.

暖房付きのトイレ館なので,安心して眠れました.

意味深OPでしたが,私は無事です.(あとで回収します)

f:id:seita_rid:20180611190503j:plain

海が厚い氷に覆われています.

ここ尾岱沼白鳥台は,野付半島と北海道本土に挟まれ結氷した野付湾を上から見下ろし,「四角い太陽」が見えやすいスポットとして知られています.

f:id:seita_rid:20180611190512j:plain

今日も昨日と同様「四角い太陽」は見れませんでしたが,今朝は特に東の空のグラデーションが見事で,極寒の中ずっと見惚れていました.

f:id:seita_rid:20180611190540j:plain

漁船と太陽.

海の街,早朝は船が多いです.

f:id:seita_rid:20180611190521j:plain

身支度は日の出前に終わらせ,日が昇ってしまうまでひたすらシャッターを切り続けていました.

f:id:seita_rid:20180611190529j:plain

今日も愛車が格好いい.

f:id:seita_rid:20180611190550j:plain

アクションカムでタイムラプスも撮っていました.(画質悪いですがGIF埋め込みです)

f:id:seita_rid:20180610164935g:plain

コーヒーセットは自転車に積んでしまったので,今朝は缶コーヒーで暖をとり出発です.

f:id:seita_rid:20180611223850j:plain

真冬の蜃気楼

海岸線沿いを走り始めて違和感に気づきました.

進行方向,海の向こう遠くに船がたくさん浮かんでいるような.

f:id:seita_rid:20180611225000j:plain

空飛ぶ漁船が現れたり消えたりしていました.

船がかなり遠かったのでただの黒い点に見えて,最初は何かの見間違いかと思っていました.

どうやら蜃気楼のようです.ラッキー.

f:id:seita_rid:20180611224210j:plain

何気なく後ろを振り返ると

f:id:seita_rid:20180611224226j:plain

家が浮いている...!

ここまで典型的な蜃気楼を肉眼で見たのは初めてかもしれません.

f:id:seita_rid:20180611225620j:plain

家が浮いていたり船が浮いていたり,夢でも見ているみたいです.

オホーツク海サイクリング

蜃気楼が発生したり,ところどころ海が凍っていたり,オホーツク海の景色は不思議です.

f:id:seita_rid:20180611225814j:plain

観飽きないのでちょこちょこ自転車を止めては写真を撮っていました.

波打ち際が眩しい.

f:id:seita_rid:20180611230019j:plain

大鷲も海を眺めながら休憩中のようです.

f:id:seita_rid:20180611230117j:plain

漁師が極寒の海に船を出していました.

間違えて海に落ちようものなら凍え死にそう.

f:id:seita_rid:20180611230301j:plain

水面がキラキラと反射しないところは,どうやら凍っているようです.

f:id:seita_rid:20180611230311j:plain

いかんいかん,ゆったりしすぎました.

今日はさすがに進まなければ.

f:id:seita_rid:20180611231128j:plain

景色が次第に原野的になってゆきます.

f:id:seita_rid:20180612194427j:plain

f:id:seita_rid:20180612195827j:plain

f:id:seita_rid:20180612195831j:plain

走り走って根室市に入りました.

f:id:seita_rid:20180612194553j:plain

花咲ガニが有名な根室.看板にもカニが載っています.

f:id:seita_rid:20180612194823j:plain

別海町根室市の町境を流れる風蓮川は凍結していました.

f:id:seita_rid:20180612195540j:plain

何を思ったのか,原野をバックにヘルメットとアイウェアを撮影.

この時はまさか,これがアイウェアの遺影になってしまうとは思ってもみなかったのでした.

閉店芸

ツーリングマップルに載っていた牧場のレストラン.

マップルを見るに,尾岱沼~厚床区間で唯一のレストランのようです.(他にもあったらごめんなさい)

f:id:seita_rid:20180618212706j:plain

なんとなく閉まっている気がしていた予感が的中.

いつものことなのでショックではありません.ほんとです.

f:id:seita_rid:20180618212848j:plain

飯を食わねば倒れてしまうのでセコマへ.

f:id:seita_rid:20180618212915j:plain

HOT SHEFのカツ丼は本当に美味しかった.

おすすめ.全力で推します.

牧場レストランが閉店してくれていたおかげで美味いカツ丼が食べれたので満足.

f:id:seita_rid:20180618213220j:plain

青看板に終着点の納沙布岬を捉え,旅の終わりが近づいてきたのを感じます.

そして道の駅へ.

f:id:seita_rid:20180618213340j:plain

おつかれさまでした~~~

雪原再び

晴天と閉店に恵まれた一日.

やることもないので道の駅スワン44ねむろの裏手,結氷した風連湖で遊びます.

f:id:seita_rid:20180618214032j:plain

f:id:seita_rid:20180618214037j:plain

f:id:seita_rid:20180618214027j:plain

本当にいい天気です.

f:id:seita_rid:20180618214227j:plain

昨日と同様,トリック写真も捗ります.

f:id:seita_rid:20180618214459j:plain

根室

雪原ではしゃぎ過ぎた結果,OGKのアイウェアを失くしました.

フレーム以外透明なアイウェアなので,探せど探せど一向に見つかりません.

過激な雪遊びの末,アイウェアは雪原に埋もれてしまった.

誰にも看取られることなく静かに消えゆくひとつのアイウェア...

安くはなかったのでとても惜しいですが,諦めて雪原を去ることにしました.

f:id:seita_rid:20180618222034j:plain

根室は野鳥の宝庫.道端に絶滅危惧種の鶴がいました.

f:id:seita_rid:20180618222914j:plain

日が暮れる前に今日の宿へたどり着きたい.

f:id:seita_rid:20180618223003j:plain

不思議な色の夕焼けです.

水面に浮かぶ氷塊は凍った川から流れてきたものなのか,5日前に根室に接岸した流氷の残骸なのか.

f:id:seita_rid:20180618223101j:plain

最東端までの距離30km.

明日で旅が終わってしまう淋しさと,明日で日本本土4極踏破が叶うのだという高揚感に包まれる夕暮れ時.

f:id:seita_rid:20180618223830j:plain

路肩の丘で群れている野生の鹿を眺めながら先を急ぎます.

まるで天然サファリパーク.

f:id:seita_rid:20180618225204j:plain

民宿えびすや

なんと今晩,民宿泊です!!!

そんな贅沢していいのかと仰る?

昨晩モバイルバッテリが2つとも空っぽになってしまったから仕方がないのです.

スマホ・ミラーレス一眼・アクションカム×2・GPSサイコンと,この旅それなりに電力を消費します.

もともとは北見でネカフェ泊して充電する予定でした.

逆にここまでよく節約して耐えたというべきでしょう.

日はすっかり暮れ,今朝電話で予約しておいた根室駅前の民宿えびすやに到着.

f:id:seita_rid:20180618230019j:plain

ああああ!!テレビだあああ!!!

f:id:seita_rid:20180618225958j:plain

ああああ!!お布団だあああ!!!

f:id:seita_rid:20180618230134j:plain

ああああ!!花咲ガニだああ!!!

こんなに贅沢してしまって罰は当たらないだろうか.そんなことを考えます.

部屋も暖かいし,こんな日は初日に美瑛でTさんに泊めていただいた時以来です.

f:id:seita_rid:20180618230649j:plain

蟹も刺身も付いた一泊二食付きで約6000円.破格です.

根室の海産物を味わい尽くした晩餐,とても美味でした.

壁に飾ってある昔ご主人が撮影したという鹿の写真も素敵.

f:id:seita_rid:20180618231115j:plain

連日満室だったため,今日は休もうかと思っていたところ「自転車できます」と電話がかかってきたので

「気を付けていらっしゃい」と勝手に口が動いていたというおかみさん.

その優しさに助けられました.

今夜はゆっくり休んで,明日は最東端踏破を目指します!!!