せたログ

主に自転車の旅について,不定期投稿します

GW東北一人旅day04

旅人の朝は早い。

2019年4月29日、早朝5時に起床。

大潟村の道の駅の隅っこに建てていたテントを片付け、隣接するセブンイレブンへ。

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あたたかいコーヒーを飲み、適当に飯を食べて6時前には出発した。

もっと北へ

青森のルートは悩ましかった。

ゴールデンウイークはちょうど東北地方の桜シーズン。

弘前市花筏は有名なので、一度は見ておきたい。

だが、日程的に弘前まで回り道している余裕はない。

それに有名スポットは車で混雑するし、人も多い。

閑散とした場所を求めて旅に出ているのだ。端っこへ行こう。

5月頭にはまた雨が降るそうなので、予定を巻くべくひたすら北をめざす。

本州最北端の大間岬にはせめて雨が降る前に辿り着いておきたい。

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今日もいい天気だ。大潟村の直線道路は走っていて気持ちがいい。

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能代市に入る。賑やかな街は久しぶりだ。

雪を蓄えた山々が美しい。

颯爽と市街地を走り抜ける。

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あっという間に街を通り過ぎて、また静かな道になる。

北上するにつれて、桜が葉桜から満開に近づいてゆく。

まるで時間が巻き戻ってゆくようだった。

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青森県に入る。

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何もない場所。

あるのは一本道と青い海と、辺りに漂う春の気配だけ。

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青森県深浦町

国道101号線を北上していると、深浦という町に辿り着いた。

白神山地が雪を蓄えている

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午前11時、ようやくお店が開く時間帯だ。

今日は既に85kmほど走った。

天気もいいし、かなり足を伸ばせるかもしれない。

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セイリングという食事処に入ってみた。

カウンターの広い、あたたかみのあるお店。

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海彦山彦定食、2000円。贅沢だ。

まぐろの皮や胃袋や山菜などの小鉢が大量に入ったごはんをいただく。

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ここ深浦は青森で最もまぐろの水揚げ量が多いらしい(なんと有名な大間より多い)

まぐろの胃袋なんて、初めて食べた(こりこりした触感が特徴的で美味しかった)

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腹を満たし、更に北を目指してまた走り始める。

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千畳敷から、遥か海の向こうに北海道が見える。

道南の松前半島の山脈だろうか。

岩木山

たまに足をとめてファインダーを除きながら、淡々と北を目指して走り続ける。

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絶景は突然に現れる。

カーブを曲がると、そこには冠雪した雄大岩木山が居た。

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油断していた。

予期せぬ絶景が現れたときの高揚感。一気にアドレナリンが分泌される感じ。

こんな感覚を求めて、私は旅に出ているのかもしれない。

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少し走っては足を止め、そのたびにファインダーに立派な山体を収めていた。

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津軽平野

岩木山を背に、津軽平野の最も海側の道「メロンロード」を走り抜ける。

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最も海側の道といっても海岸線までは1km程度あり、見渡す限り田畑が広がる平坦でのどかな道だった。

日本海側のイメージどおり、風力発電が多い。

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新しい風車の建築も進んでいるようだ。

(※ウィンドファームつがるという風力発電施設群の建築だったらしく、本記事執筆2020年4月時点で営業開始したらしい。)

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津軽の桜は満開。

ただの平野と思いきや、景色がどんどん変わって飽きさせない道だ。

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メロンロードを逸れて海岸側へ下り、高山稲荷神社に寄り道。

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立派な千本鳥居が拝めた。

次第に日が傾いてきた。

しじみラーメンと夕暮れ

ツイッター津軽のおすすめときいていた和歌山というお店を目指し急ぐ。(閉店が早いらしい)

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開いているだろうか...?

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ぎりぎり間に合った。(到着した16時半にちょうどラストオーダー)

名物のしじみラーメンをいただく。どこか懐かしさを感じさせる味がした。

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ラーメンであたたまり、ひと息ついたら再びサドルを跨ぐ。

もっと北へ。

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いよいよ空が青から橙へ色づきはじめた。今日はどこまで行けるだろう。

今日の終着地点も、テントが張れるスペースがあればどこでもいい。

行けるところまで。

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お昼には目の前にあった岩木山が、今は海の遥かむこうにある。

遠くまで走ってきたことを実感する。

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権現崎へ沈んでゆく日本海の夕陽を眺めていた。

今日はいろんな景色をみたし、美味しいものもたくさん食べた。素晴らしい1日だった。

明日も事故なく走れますようにと夕陽に手を合わせ、ラストラン。

この先はいつ店舗が見つかるかわからないような最果ての地だから、ファミリーマートで晩飯と大量の補給を買いだして道の駅小泊へ。

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陽が沈むと一気に暗くなる。

明日はまた雨の予報。

雨雲から逃げるように、更に北を目指すだけだ。

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憧れの竜泊ラインも通行できるらしく、期待に胸を躍らせ道の駅の隅っこのコンクリートの上で眠りについた。

5日目へつづく。