せたログ

主に自転車の旅について,不定期投稿します

年末年始紀伊半島一人旅part7

パンクのフラグを見事回収し、チューブを交換することもパッチで穴を塞ぐこともできないまま朝がきた。 山から下りてきた筈なのに-2℃の朝。 ここは温泉の駐車場。かなり冷え込んでいる。 自転車とテントにはしっかりと霜がおりていた。 目の前の湖からは湯気…

年末年始紀伊半島一人旅part6

無事に釈迦ヶ岳のご来光登山を終えた翌日。 久しぶりに自転車ツアーの醍醐味を味わうこととなる。 熊野をゆく 食料が尽きお店もないので、朝食は非常食のアルファ米となった。 沸かしたお湯を入れて封をして15分、放置しておくだけでご飯のできあがり。 アル…

年末年始紀伊半島一人旅part5

無事に下りきるまでが登山。 油断せずいきましょう。 銀世界 2019年の初日の出も拝めたことだし下山開始。 下山中も本当に良い景色だった。 紀伊の山々が果てしなく続いている。 積雪の木々の霧氷が銀世界を演出していた。 陽が高くなってくると白い雪が眩し…

年末年始紀伊半島一人旅part4

2019年1月1日午前1時半。 シュラフの中で目を覚ました時には 既に新しい一年が始まっていた。 標高1300m、テント内は-5℃。 辺りは真っ暗、携行していたランタンが夜闇をうっすらと照らしてくれる。 夕方に吹き荒れていた風は止み、空には星が煌めいていた。 …

年末年始紀伊半島一人旅part3

初日の夜、温泉のオーナーであるOさんに拾われた。 Oさんは笑顔で 「お前みたいなのは嫌いじゃ」 と何度も云いながら、たくさん身の上話をしてくれた。 私は餅とカニ缶を入れたラーメンとビールまでいただいてしまい、温かい布団で眠ったのだった。 山深くへ…

年末年始紀伊半島一人旅part2

今回の旅の最大の目的は釈迦ヶ岳のご来光登山と本州最南端の潮岬。 絶対に譲れないのはその二か所で、その他行けそうであれば獅子岩や伊勢神宮あたりも考えていた。 年末になかなか時間がとれなかったため、ルートは昨日の新幹線の中で雑に引いた。 まずは奈…

年末年始紀伊半島一人旅part1

プロローグ 夏の天草プチ旅を終えてからすぐに年末年始の有給申請をし 博多-新大阪間の新幹線切符をとった。 サラリーマンには貴重な9連休、どこかへ行かない手はなかった。 こうやってサイドバッグに荷物を詰めて 輪行袋に自転車を入れて列車を待つわくわく…

厳冬期北海道一人旅part7

「ここはどこだろう」 暖かな布団,ふかふかの枕,適温に保たれた部屋,遠くから朝ごはんのかすかな香り. 何だろうか,この実家のような安心感は! 寒さや吹雪で目覚めることも,共用施設の一部を寝床として使わせていただく罪悪感もなく,ぐっすり眠れまし…

厳冬期北海道一人旅part6

過酷な旅の末,彼は雪原に行き倒れてしまった. 誰にも看取られることなく静かに消えゆくひとつの命. しかしその顔には満足そうな微笑みが浮かんでいた. 彼が最期に見た景色とは... 尾岱沼の朝 午前4時,道の駅尾岱沼のトイレ館にて目覚め. 暖房付きのト…

厳冬期北海道一人旅part5

この旅最長の走行距離となった4日目を経て,オホーツク海に面した街・標津に到着しました. 昨晩に引き続き,連続野宿.何日経ってもこの寒さには慣れません. 標津の朝 午前4時,アラームが鳴り響き起床.一人旅5日目の朝です. 朝食のパスタとおにぎりは凍…

厳冬期北海道一人旅part4

期待していた美幌峠が吹雪で視界ゼロだった3日目. 犬をキタキツネだと勘違いしていた3日目. 何も知らずに入った無料露天風呂で最近人が亡くなっていたことを知ってしまった3日目. 強風と打ち付ける雪の音で殆ど眠れなかった3日目. そんな怒涛の3日目を経…

厳冬期北海道一人旅part3

やっと一人旅らしくなってきた,厳冬期北海道一人旅3日目の朝. 始発の到着より早く起床. 今朝は無人駅にて心地よい目覚めです. 計画 一人旅3日目は美幌駅を出発し,美幌峠を越えて屈斜路湖を目指します. 美幌の街を出ると屈斜路湖までは(峠の道の駅を除…

厳冬期北海道一人旅part2

心地の良い目覚め,部屋の窓からは青空が見えます. 厳冬期北海道一人旅2日目の朝. ここはTさん宅,私は昨日夜に美瑛駅前で拾われたのでした. 美瑛散歩 「こんな青空,ここ1週間見れてないよ.君,ラッキーやね.」 Tさんはそう云って散歩に連れ出してく…

厳冬期北海道一人旅part1

2018年2月.私は日本本土最東端である納沙布岬を目指す旅に出ました. この厳冬期北海道一人旅シリーズは,全7回+番外編1回に分けてちょっとずつ更新してゆく予定です. 旅の予定 旅のリミットは2月21日から3月1日までの9日間.うち2日間は飛行機にて往復の…